「退職金制度」について要チェック!入社する前に確認する4つのポイント




退職金制度あります!

って求人を見たら

「月額の掛け金っていくらですか?」
「5年後ならいくらですか?10年後なら?」
「何年後からもらえますか?」
「共済ですか?保険ですか?」

と聞いてみてください。
たぶん、双方ともに驚きます(^^)

特に介護業界は退職金が少なめですので、しっかりと確認していきましょう!

ちょっとだけ重要ポイントを解説してみますね。

目次

「月額の掛け金っていくらですか?」
「5年後ならいくらですか?10年後なら?」

退職金って、会社が未来に残してくれる、大切な私たちのお金ですよね。

また、退職金って、簡単にいうと税制面でメリットのある、給与の先送りでもあります。

つまり、もらえる退職金って、月額の掛け金で計算できちゃうのです。

月額の掛け金 × 勤務した月数 = 退職金の額

めちゃくちゃシンプルです!

つまり、月額の掛け金が3,000円、5年間勤めて退職した場合、

3,000円 × 60ヶ月 = 18万円

という感じです。

掛け金3,000円なら、10年勤めても、わずか36万円。
掛け金5,000円でも、10年勤めて、わずか60万円ぐらいです。

これを高いと思うのか?少ないと思うのか?ですね。

一般的には、月額3,000円、5,000円が多いように思います。

社会福祉法人だけは別格で

「社会福祉施設職員等退職手当共済制度」

という、すごい仕組みに加入していて、法人負担もしっかりしています。




「何年後からもらえますか?」

退職金の支払いの仕組みとして、1年以上の勤務は必要になるのが一般的ですが、会社によっては2年後から、とか、3年後からとかあったりします。

この点はしっかりと確認しておきましょう!

めちゃめちゃブラックな職場で2年間耐えて、退職金はなし!みたいになると辛いですよね。

退職のタイミングは人それぞれですが、気持ちよく退職できるよう、入社時にこの点はしっかり確認しておきましょう!




「共済ですか?保険ですか?」

今はだいたい「共済」だと思うのですが、一部、「保険」も残っているのかなと思います。

「共済」の退職金というのはシンプルで、かけた金額(支払った金額)が戻ってくるという仕組みです。

先ほどご説明した

月額の掛け金 × 勤務した月数 = 退職金の額

という仕組みですね。

「保険」の退職金というのは、かけた金額(支払った金額)を運用しながら、その総額の枠内で支払っていく方式です。

昔はこの仕組が多かったのですが、大きなデメリットがありまして

例えば、高給を取っている長年勤めた役員さんが退職すると、大きな退職金が支払われるため、残額がものすごく減ってしまうということです。

つまり、私たちに支払われる退職金の予算が大きく目減りしてしまうということ。

私はこれを一度経験したことがあり、職員全員が悲嘆に暮れてしまいました(泣)




「うちは企業型確定拠出年金制度(企業型DC)だから!(昔の401Kというやつ)」

時々、退職金の説明で、確定拠出年金制度の話をされる経営者の方がおられます。

うーん、たぶん、この人わかっていないのだろうなぁ・・・と思いながら聞いています(笑)

これは、退職金ではなく「年金」制度のお話なのですよね。

簡単にいえば、給与から天引で「一定金額」を「運用型の年金」として貯めていきますよ!

という制度です。

ここに企業も少しお金を補助しますので、この補助分を退職金と考えてしまうのかもしれません。

確定拠出年金制度は、積み立てても、65歳になるまで引き出せないというデメリットがあります。

まぁ、年金ですので当然といえば当然なのですが、貯金ができないタイプには良い制度かもしれません。

しかしながら、退職の多い介護業界的に大きなデメリットもありまして・・・

この退職拠出年金制度を取り入れている会社を「退職」した後に、自分で証券口座に移して、管理していかなければならないのですよね。

そう、iDecoってやつに切り替えないといけないのです。

すでにiDecoをされている人にとっては、比較的やりやすいのですが、されていない人にとっては大きな問題。

わかる人がいないと、何やってよいのか、本当に手間暇ばかりかかって大変なのです。

そこからは、わずかな金額を65歳まで、自分で運用していかなければならないのです。手数料を払って(泣)

逆にいえば、すでにiDecoをされているのでしたら、運用額を増やすチャンス!と考えることもできます!

↓iDecoについて勉強するなら!



退職金は就職を決める前に、しっかりと確認!

ということで、退職金について簡単にまとめさせていただきました。

社会福祉法人の10年選手が、民間の介護施設に転職する際に驚くのが、給与と共に退職金の金額だそうです。

賞与と同じく、退職金は未来への貯金ですので、しっかりと確認したいところですよね。

皆さん、転職の際には要チェックポイントですよ!


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