有料級!介護職員のお給料をアップさせる王道ノウハウ7選!!
介護職員はお給料が安い!
という話がよくマスコミで流れるのですが、実はそうではないのをご存知でしょうか?
「えっ?私、かなり安いけど・・・(怒)」
という方は、ぜひ、今回のコラムをご覧ください。
介護職員の皆さんのお給料をアップさせる「王道ノウハウ」7選をご紹介させていただきます!
介護職員が安いのではないのです。
あなたの職場が安いのです!
いえ、あなたのお給料が安いのです!
ちょっと衝撃ですよね?
実は介護業界で働く人は、介護保険制度が始まってから、毎年毎年増え続けているのです!
介護業界で働く介護職員の数は、なんと210万人以上!
介護職員だけでも、こんなにも多くの人が介護業界で働いているのですよね。すごいです。
景気が悪い時も、景気が良い時も、景気に左右されない介護業界は実は人気の業種なのです。
倒産する介護企業なんて、他業種と比べると、驚くほど少ないですし。
そんな安定の介護業界で働くなら、どうせなら、お給料をたくさんもらいたいですよね!
今回のコラムでは、副業とかではなく、しっかりお給料が高くなるための王道ノウハウをご紹介させていただきます!
すぐにできるものから、時間をかけた努力が必要なものまで、いろいろご紹介させていただきます。
王道1. 介護福祉士を取得する
よく「介護の仕事に資格なんて関係ない!」と言われる方もおられますが
いやいやいやいや、そんなことはありません!
介護福祉士は名称独占ですが国家資格!
しかも、取得するのが難しくなっていっています。
介護福祉士の学校を出れば取得できますが、そうでない場合は、
介護職員初任者研修 → 介護福祉士実務者研修 → 介護福祉士
という流れが必要です。
毎年春頃に、ハローワーク経由で、介護労働安定センターが「介護福祉士実務者研修」の無料受講を行っていたりします。
ハローワーク経由だと、職業訓練も兼ねますので、お給料をもらいながら、介護福祉士実務者研修を無料で取得することも可能です。
介護福祉士実務者研修までの道のりが大変なのですが、実務者研修さえ取得すれば、介護福祉士は目の前です!
2022年1月3月に行われた第34回介護福祉士国家試験の合格率は、なんとなんと72.3%!
つまり普通に勉強すれば、4人に3人は合格することができます。
介護福祉士を取得すると、わかりやすいメリットとしては、資格手当が上がることが多いですね。
手当が少ないと言われることも多いですが、毎月5,000円違っても年間6万円も違ってきます。
家族で何回か外食できちゃいますよね。
お子さんの習い事も一つ増やすこともできます。
そして、介護福祉士を取得したら、転職時にいろいろなメリットが出てくるのです。
王道2. 社会福祉法人に転職する
特に介護福祉士を取得した人にはお薦めです。
ただし、2つの条件があります。
1. 大規模の特別養護老人ホームを持っている
最近は小規模特別養護老人ホーム(地域密着型)のみを持っている新設社会福祉法人もありますが、大規模を持っていることが必須条件となります。
2. 正職員採用される
臨時職員、契約職員、時給月給(フルタイムパート)など、正職員以外の場合は「1年後に正職員になれるのかどうか?」の確約を取る必要があります。
この2つの条件を満たすならば、転職すると、給与、賞与、退職金が上がります。
介護福祉士の正職員の場合だと、民間と比べて50万円~150万円ぐらい違ってきます。
「えっ?どうしてそんなに違うの?」
という方に、簡単な理由をいくつかご紹介。
・税金を払わなくてよい。
法人税だけでなく、自動車税、固定資産税など、様々な税の免除がされています。
民間法人の場合、利益の約40%は税金に持っていかれますが、社会福祉法人はその40%を人件費として使えます。
・処遇改善加算が高い
処遇改善加算は、介護報酬の◯%という仕組みです。
介護報酬は、要介護度が高いほど高くなる漸増制です。
特別養護老人ホームの入居者は、要介護4、要介護5の人ばかり。
つまり、介護報酬が高い上に、処遇改善加算も高いのですよね。
処遇改善加算は、そのまま介護職員に支払われますので、処遇改善加算が高いところは給料も高くなります。
・家族の扶養手当、住宅手当などの手当がある
民間法人でも手当がある場合がありますが、介護報酬の現状からなかなかこのような手当をつけるのは難しいのが現状です。
社会福祉法人は、このような手当がある場合が多いです。
面接時に、しっかり確認してみましょう。
住宅手当は賃貸に限る場合が大半ですが、40~50%ぐらい(上限あり)出してもらえるところが多いので、助かりますよね。
・社会福祉施設職員等退職手当共済制度がすごい!
社会福祉法人の凄い点は、やっぱり退職金のレベルが違うことですね。
これ、あんまり知られていないのですが、民間の介護会社の退職金とはレベルが違うのです。
社会福祉法人しか入れない「社会福祉施設職員等退職手当共済制度」ってのが凄いのです。
退職金が充実しているということは、法人があなたのために「貯金をしてくれている」ということ。
貯金が苦手な方でも、働いているだけで、静かに貯金が貯まり、未来の安心を得られます。
「社会福祉施設職員等退職手当共済制度」について詳細を知りたい方は、こちらをご参照ください。
https://www.wam.go.jp/hp/guide-taisyokuteate-outline-tabid-229/
王道3. 社会福祉主事を取る
介護業界で働くなら、絶対に取得しておいた方がよい社会福祉主事。
大学を卒業している方ならば、大学で指定された3科目(分野)の単位を取得していれば、自動的に主事になりますので、ぜひ、大学に確認してみてください。(3科目主事)
社会福祉主事は通信制でも取得することができます。
少しお金はかかりますが、働きながら取得できるので、ぜひ、取得しましょう。
「ところで何のメリットがあるの?」
そうです!生活相談員の資格になるのですよね。
生活相談員は、配置が必須な職種。
つまり、いなくては困る職種
介護職員 兼 生活相談員 ができれば、あなたは貴重な人材となります。
貴重な人材は採用するのも大変ですし、退職されても困ります。
給与交渉で大きな武器になりますし、介護職員+生活相談員の経験が得られますので、未来が大きく変わります。
ケアプラン業務をしたいのであればケアマネジャーの取得もお薦めしますが、全く違う職種になりますので、デメリットもいろいろ。
社会福祉主事は更新制度もありませんので、取得時に頑張れば、その後は時間もお金も自由に使え、生涯の資格となりますよ。
王道4. 認知症介護に係る各種研修 を受講する
グループホームや小規模多機能型居宅介護で勤務されている場合は
経営者に話して、積極的に
・認知症介護実践者研修
・認知症介護実践リーダー研修
・認知症対応型サービス事業管理者研修
を受講しておきましょう!
https://www.pref.ehime.jp/h20400/kensyu/nintisyoukaigo/2018index.html
定員枠がありますので、地域密着型サービスで働いていないと、なかなか受講できません。
グループホームや小規模多機能型居宅介護に転職する場合は、採用率が大きく上がります。
他の介護施設では役に立たないのですが、履歴書の価値を高めますので、転職時に有利です!
王道5. ユニットケア研修 を受講する
ユニットケア研修には
・ユニットケア施設管理者研修
・ユニットリーダー研修
がありますが、重要なのは「ユニットリーダー研修」です。
こちらも、特別養護老人ホームで勤務していないと受講できませんので、ぜひ一度はユニット型の特別養護老人ホームで働いて、頑張ってリーダーと認められて受講させてもらうべき研修です。
研修費用は高いのですが、もちろん法人が出してくれます。
が、研修資格そのものは、あなたのものです!
ユニットリーダー研修受講者は、ユニット型施設では絶対に配置しなければならない存在です。
つまり、退職されたらとても困る人になることができます。
こういう状況になると、給与交渉はやりやすくなります。
また、新規の特別養護老人ホームがオープンする際には、優先的に採用されますし、給与交渉もしやすいですので、機会を見つけて絶対に受講したい研修です。
王道6. 「とりあえず」管理者や施設長になる
えっ?管理者?
えっ?施設長?
「無理無理無理!なれる訳ないよ!」
そりゃ、そう思いますよね。
でもですね、ハローワークの情報や求人サイトの情報をちょっと見てみてください。
時々、「管理者募集」「施設長募集」というのが、けっこう出ているのですよね。
「えっ?中の人を昇進させればいいのに?」
と思われるでしょうが、実は、結構「管理者や施設長になりたくない!」という人は多いのですよね。
だからこそ、「やります!頑張ります!」と手を上げるとなれることがあるのです。
言葉は悪いのですが、ちょっと荒れている介護施設なんかだと、特になりやすい傾向も。
大切なのは「履歴書に管理者経験を足すこと」です。
勤務先のユニットのリーダーでも大丈夫ですが、やはり「管理者」や「施設長」の肩書・経験は、転職時に有利になります。
一度「管理者」や「施設長」をしておくと、次の転職時にも「管理者」や「施設長」になりやすい、というのも事実です。
王道7. 介護分野に強い人材紹介会社を利用する
王道1.~王道6.の方法は、あなたのお給料を上げるために大きく役立ちます。
とはいうものの、現在の勤務先では無理だよなぁ、とか、転職するにしてもどこで働けば王道に辿り着けるのか?という不安もありますよね。
そんな時は、やはり「転職のプロ」の力を借りることをお薦めします!
介護に強い人材紹介会社の方は、ありとあらゆる介護施設の情報を持っています。
そう、表の情報も、裏の情報も、です!
例えば、「管理者」や「施設長」になりたい場合、ハローワークに出ていない裏情報なんかたくさんあるのです。
認知症介護に係る各種研修なんて、入社後にすぐに受講できるグループホームなんかもたくさんあります。
そして、最も大切な「本当のお給料」の情報も。
求人票に書いてある情報って、嘘とまでは言いませんが、本当じゃないことが多いですよね。
求人サイトや求人誌の情報なんか、いかに見た目をよくするか?という表記になっていて、こちらも困ります。
だからこそ、介護に強い「転職のプロ」の力を借りることをお薦めするのです。
「確実にあなたの収入」が上がる職場、「あなたの経験」が上がり未来の収入が上がる介護施設を紹介してもらえます。
お仕事紹介サービスの利用は、なんと無料!
紹介先の介護施設から費用をもらうので、相談する介護職員の皆さんは無料で利用できるのです。
・無料で利用できて
・「転職のプロ」「介護業界のプロ」に相談できて
・お給料が高い介護施設、自分がレベルアップできる介護施設を紹介してもらえて、
・採用されるまで細かくサポートしてもらえる
・まさにノーリスク、ハイリターン!
こんな便利なサービスを使わずに、転職する人がまだいるってことが、ちょっと不思議だなぁと思うのですよね。
副業なんてしなくても、あっという間に、生活が楽になってしまうことも多々あります。
ノーリスクですので、転職時にはぜひ、相談して紹介してもらいましょう!
愛媛県の市町村別のお仕事紹介・派遣ランキング(営業所・担当者あり)
「7つのチェックポイント」をきちんとサポートしてくれるのが
「地元に営業所があって」「顔が見える担当者がサポートしてくれる」お仕事紹介サービスです。
→ 愛媛県のお薦め介護のお仕事紹介・派遣ランキング(営業所・担当者あり)
全国系のお仕事紹介サービスもたくさんあって良いのですが、やはり顔が見える担当者が動いてくれて、就職日までしっかりサポートしてくれる方が安心で、成功する可能性が高いです!
愛媛県の介護職員の方は、ぜひ、ご参考くださいね。
担当者と会わない!スマホでできる介護のお仕事紹介サービス(全国系)
とりあえず、登録だけしておきたいなぁ、スマホだけで探したいなぁ、という方は、全国系のお仕事紹介サービスもいろいろあります。
→ 担当者と会わない!スマホでできる介護のお仕事紹介サービス(全国系)はこちら
こちらの記事も役立ちますので、ぜひ、ご参考くださいね。
介護の転職を成功させて楽しく働くための「7つのチェックポイント」(面接編)